3.バンコクからマンダレーへ移動後マンダレーヒルを観光(2日目)

2019年05月|大型連休はバンコクからミャンマーへ
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2日目はまた移動から始まります。昨日遅くに到着したスワンナプーム空港へ戻って、バンコクエアウェイズ機でミャンマー第二の都市であるマンダレーへ向かいます。マンダレーは、昨年バガンへ行った際に1泊だけした街ですが、帰国後に意外と見るべきところが多かったことに気づき、再度訪問したいと思っていた場所です。

第2日午前(バンコク~マンダレー)

バンコクで朝食後、再度空港へ

バンコクでの朝は意外と爽快に目覚めました。昨日ややお酒を飲みすぎて頭が痛かったこともあり気になっていましたが、一晩眠ればリセットされていました。ホテルの朝食はオーダーしていなかったので、周囲のお店に食べに行きます。手持ちのタイバーツが少ないのと、ホテル代金をまだ支払いしていないのでキャッシングもしなければなりませんが、東南アジアの最先進国タイランドの首都だけあって、ATMはいたるところにあります。ミャンマー観光を終えて再度バンコクに戻ってくることを考えて、多めにキャッシュを引き出しておきます。

キャッシング 5,000THB = 17,550JPY(バンコクにて)

バンコクでは朝食は家では食べずに屋台で食べたり買っていって会社で食べたりするらしい。たいていのものはビニール袋に入れて持ち帰り可。

適当な店で注文した「クイッティアオ」。テーブルの調味料で自分好みの味付けにして食べます。25THB=90JPY。

バンコクエアウェイズ マンダレー便

バンコクからマンダレーへの便はお昼前なのでもう少し周囲を徘徊する時間はありますが、特にホテルの周囲に何かがあるわけではないので、朝食後は素直に空港へ向かいます。ホテルからスワンナプーム空港へは再度無料で送迎してくれます。残念ながらドンムアン空港への送迎はなし。一旦スワンナプーム空港まで送ってもらって、そこからエアポートレールリンクで市内に向かうしかなさそうです。マンダレーへの便を選択するにあたり、価格的にはドンムアン空港発のエアアジアなどの方が安かったのですが、そういった面倒くささから解放されるためにスワンナプーム空港発のバンコクエアウェイズを予約しました。あと、バンコクエアウェイズは一般客にも専用のラウンジを提供しているので、ホテル周辺で何もすることがない場合でも、とりあえず空港へ行ってしまえばチェックイン後に空港内でゆっくりできます。

バンコクエアウェイズのラウンジ。一般客でも使用できます。アルコール類はありませんが、飲み物と軽食程度が提供されます。

バンコク スワンナプーム空港。近未来的なデザインがかっこいいので、毎回ここで写真を撮ってしまう。

バンコクエアウェイズ機。機材はエアバス320型で比較的新しい。

90分程度のフライトですが、機内食も一応出ます。お味は普通。果物は味がしなかった。

第2日午後(マンダレー)

私たちを乗せたバンコクエアウェイズ機は何事もなくマンダレーに到着。ミャンマー入国に際しては、以前は観光であってもビザの事前取得が必須でしたが、日本国パスポートか大韓民国パスポートを持っている人は、2018年10月から1年間は試験的に観光パスポートの取得が免除とのこと。ありがたいことです。ただし入国から30日以内に出国することが必要です。航空機での入国だけでなくタイ国との国境は陸路での入国も可能らしいですが、今回はスケジュールの都合もあり往復飛行機移動です(ミャンマー国内もほぼ飛行機移動)。

マンダレー空港の地味なウェルカムボード。

両替とSIM購入

マンダレー空港到着時、イミグレーションで「No VISAか?」と聞かれ滞在日数を問われましたが、それ以外は特に支障なく入国。入国後はとりあえず手持ちのUSドルをミャンマーチャットに両替をして、ミャンマーの携帯電話のSIMを購入します。到着口を出たところに両替とSIM販売のカウンターが並んでいます。表示を見て両替率のよさそうなところを探して両替しますが、コミッションを別途とるところもあるので要注意。あと空港の両替に限らず、日本円はほぼ受けつけてもらえないので、米ドルかユーロの持参が必須です。お札は折り目や破れのない高額紙幣(100ドル札又は100ユーロ札)でなければ受け付けてくれないか、両替率が低くなってしまうことに注意が必要です。

両替 200USD = 300,000MMKと少し (だいたい1,000MMK = 80JPY マンダレー空港にて)

SIMは北欧系のTELENOR社と中東系のOOREDOO社の2社から選べます。前回はOOREDOOのSIMを購入して特に問題なかったので今回もOOREDOOを選択。値段差はややあるようですが、そもそも安いので気にしなくてもよいと思います。通常は私のスマホだけSIMを入れ替えて、ツレは私のスマホにテザリングで接続して使うのですが、これだけ安価であれば2台ともSIM入れ替えしても問題ないくらいです。値段は控えてませんでしたが、2GBで4,500MMK(=360JPY)だったように記憶しています。

市内へ乗合ミニバスを利用

空港からホテルまでの移動は、一番右端のカウンターで乗合のミニバスのチケットを購入するか、タクシーで行くかの2択になります。ミニバスは1人4,000MMK(=320JPY)で、それぞれのホテルまで送ってくれるのですが、ホテルの場所によっては最後になってしまう恐れがあり(実際、昨年は最初の方だったのですが、今回は最後になりました)時間がかかるので、3人一緒なら時間的にも金額的にもタクシーで行った方がよいかもしれません。

到着フロアの一番右端のカウンターで乗合ミニバスのチケットを買います。買うときにホテルの名前を聞かれ、それぞれのホテルまで順番に送ってくれます。

これが乗合ミニバス。中古の韓国製マイクロバスです。エアコンバスということですが、あまり効きは良くありません。

ホテルにチェックイン(ザ ホームホテル)

https://www.agoda.com/partners/partnersearch.aspx?pcs=1&cid=1814818&hl=ja&hid=920712

今回のマンダレーのホテルはマンダレー市街の「ザ ホームホテル」。前回宿泊した「ホテル ヤダナボン」もスタッフの愛想がよく3つ星にしては気分よく泊まれたので今回もそこにしようかと思っていたのですが、最近建替えされたばかりのこちらもよさそうだったし、ヤダナボンの料金がやや上昇していたこともあって、agodaで予約しておきました。

ザ ホームホテル 2泊(2人・朝食付き) 7,838JPY (agoda)

建替えされたとの情報どおり確かに新しくてきれいだったのですが、正確には「建替え中」と言った方が正しく、2基あるエレベータの内1基は稼働しておらず、8階建ての6~7階はまだ工事中でした(8階はレストラン)。ホテルのスタッフはヤダナボンのスタッフと同様親切で、こちらのつたない英語による依頼をきちんと聞いてくれ対応してくれます。部屋の調度やホットシャワーの水圧などの設備面も問題なし。中国人客が多い時には朝食会場が騒がしくなりますが、まあこれはホテルの責任ではありません。ここはマンダレーでは中の上の価格帯のホテルですが、総じて価格以上のホスピタリティが期待できます。

ホテルの部屋の様子。マンダレーの街では比較的高層なので、見晴らしは良い。

マンダレーヒルへ

マンダレー近郊での主要な観光は明日車をチャーターして回ることにし、今日は前回行けなかったマンダレーヒルへ登って夕陽を鑑賞することにします。マンダレーヒルは丘全体が寺院になっていて、頂上の寺院からマンダレーの街の全体を見渡すことができます。また街の北側に位置するので、夕暮時には夕日に染まるマンダレーの街を見ることができる夕陽スポットでもあります。途中まで車で行くこともできます。

春先の日本からいきなり40℃の洗礼。

「地球の歩き方」によると、ゼージョー市場のあたりから乗合バスが出ているとのことだったのでとりあえずその付近まで行って見たのですが、当然バス停のようなものは存在せず、どれがバスなのかもさっぱりわからなかったので、声をかけてきたトゥクトゥクドライバーのお世話になることに。マンダレーヒルまで多少値段交渉をして5,000MMKで行ってもらいます。それでも多少ぼられているような気もしましたが、まあ許容範囲です。マンダレーのトゥクトゥクはバンコクなどでよく見かけるいわゆるスリーウィラーです。昨年来た時にはこのタイプは見かけなかったような気がしますが、最近のモノなのでしょうか。

こういう開放感のあるタイプのやつです。

運転席にブッダのステッカーを貼っているドライバーは比較的ぼったくりが少ないとのウワサあり。仏様の前ではあくどいことができないのかもしれません。

マンダレーヒルの登り口には2つの狛犬の像があり、ここで履物を預けて登ってゆきます。短パンやミニスカート、タンクトップ等は禁止です。丘の途中まで車やトゥクトゥクで行きたいのであれば最初に必ずそう伝えることが必要です。特にトゥクトゥクはパワーがないので急坂を登るのを嫌うドライバーが多く、そのことでもめることがあるとどこかに書かれていました。私たちは最初から自力で登ることに敷いていたので無問題。ただし帰りに丘の上から車で帰りたいのであれば、履物は登り口で預けずに自分のバッグにしまっておくこと。預けてしまうと疲れたりして途中で気が変わった時に対応できません。(私たちはかなりへばりながら丘を降りました。)

ゼージョー市場 ⇒ マンダレーヒル登り口 片道5,000MMK(トゥクトゥク)

登り口の狛犬。入り口の両脇に2頭います。

こんな感じでずっと屋根がかかっているので、裸足でも床が熱くて歩けないということはありません。ただ足元からじわじわ熱せられるのは結構きついです。犬は地面に近い分さらにしんどそうです。

ミャンマーの仏さまは立像が多い。例外なく金ぴかです。

何かを指し示していらっしゃる仏様。光背はLED仕様。

仏さまの指し示す先を見つめる人。結果的にその人に見つめられることになる。

途中でくじけそうになりながらも夕暮れ前に頂上に到着。

寺院の中は清潔です。

ミャンマー名物の飲料水の水がめ。自由に飲んでよいのだが、お腹が心配で試したことはない。素焼きの甕なので、気化熱により適度に冷えているらしい。

夕暮れまでまだ少し時間があるようです。ツレは暑さのあまり床にへたり込んでいました。気温もさることながら、裸足で登るので足からじわじわ熱せられるのがけっこう体に堪えるようです。参道では他の人にほとんど会いませんでしたが、頂上の寺院には夕日を見るためか結構な人数の人がいます。観光客や地元の人に混じってお坊さんたちも夕暮れを眺めていました。

外国語(おそらく英語)を話すお坊さんは西洋人観光客に大人気のようです。お坊さんも外国人に質問されることにあまり抵抗がない様子。

夕陽待ちのお坊さん2人。

丘から夕暮れのマンダレーを望む。遠くの方に見える夕陽を反射している水辺はエーヤワディー川。手前の池はゴルフ場の池だそうです。

雨季が近いせいか街全体に靄がかかっていて、夕陽が沈むところは見ることができませんでした。

丘を降りて夕食に向かう(ラーショー・レイ)

飛行機でマンダレーに降りる際に街全体に靄がかかっているのを見ていたので、きれいなサンセットが見られないことは覚悟していましたが、夕日が沈むところを見られなかったのは残念です。完全に沈むまで眺めていたら丘を降りるのに暗くて支障が出るかもしれないので、まだ少し明るいうちに丘を降りはじめることにしました。やはり皆さん途中まで車で来ているのでしょう。自力で降りる人はほとんどいませんでした。しかし私たちは履物をふもとで預けているので、途中から車を拾うことができませんのでとぼとぼと降りてゆきます。幸い参道には電灯がともっていたので、足元が見えず不自由することはありませんでした。何とかふもとまで降りた時には、日はとっぷり暮れていました。

一人当たり 拝観料 1,000MMK 履物預かり 200MMK (マンダレーヒル)

マンダレーヒルのふもとにはお約束のようにトゥクトゥクドライバーがいて声をかけてきます。私たちもそれを期待していたので、いてくれなくては困ります。とりあえずこのまま夕食を食べたかったので、行きたいレストランの場所を説明すると「あぁ、ラーショー・レイね」とすんなりわかってくれました。安食堂の割には結構有名なようです。実際トリップアドバイザーでも高評価のようですが、実はこのお店ミャンマー料理店ではなく、シャン料理店なのです。

「シャン」とは「シャム」と同語源ですなわちタイ国のタイ人とほぼ同じ文化背景を持つグループで、ミャンマーの最大の少数民族でもあります(最大民族はビルマ人)。ビルマ料理は油をこってり使ったほとんどコンフィのような煮物(ビルマカレー)が主であるのに対して、シャン料理はあっさりとした日本人好みの味付けでミャンマー料理を受け付けない人でも大丈夫だと思われます。前回来た時もここで夕食を食べて、必ずもう一度来ようと決めていた店です。

このお店は基本的に出来合いのおかずをいくつか選んで皿に盛ってもらい、ご飯とサービスで出てくる(と思われる)スープと一緒に食べます。なので提供されるスピードが速いし、しかも安い!。料理は出来合いとは言えある保温されているので、おいしくいただくことができます。

シャンレストラン ラーショー・レイ。ラーショーというのはシャン州の都市の名前です。

2人で5品。真ん中の生野菜はサービス。前回食べておいしかった「銀杏の炒め物」と、その上に写っている黒いボール状の「ナマズっぽい魚の蓮の葉包み蒸し」を再度オーダーするが絶品です。

もちろんミャンマービールも。東南アジアではラオスの「ビアラオ」と双璧をなすうまいビール。

残念なのは店じまいが早いこと。午後9時には終わります。この日も私たちが店を出る8時過ぎには、看板の明かりが落とされていました。

ツレ
ツレ

ずっと来たかったラショーレイ。

やっぱり美味しいお店です。また来れて良かった。

夕食(2人分 ビール2本込み) 14,000MMK (ラーショー・レイ)
無効のリンク

ホテルへの帰り道にモスクがあるのを発見。ミャンマーが多民族多宗教国家であることを再確認。

さて、明日は一日車をチャーターしてマンダレー近郊の観光をする予定です。

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