いよいよ今日は祭り本番。夜空へのランタン(コムローイ)の打ち上げを行う「イーペンランナー」の当日です。イーペンランナー・インターナショナルは、地元の人たちが行う「イーペン・サンサーイ」を、外国人向けの有料のショウとして実施するものなのですが、この年(2015年)は環境問題だとか、航空機への影響だとかで開催が危ぶまれた年でもありましたが、すでにチケットの販売を開始していた「イーペンランナー・インターナショナル」は実施されることになったようです。地元の人ごめんなさいという感じです。
宿をかわる
チェンマイで2泊した「デュシットD2」は良いホテルだったのでもう1泊したかったのですが、残念ながらこの日は予約が取れなかったので仕方なくホテルを変更します。この日はイーペンランナーを見に行って、明日は朝のうちにバンコクへ移動なので、清潔で安いホテルを探しました。
旧市街の中にある「Moto Velo Cabin」。古い倉庫を改造したようなホテルでしたが、エレベータがないことを除けば静かでセンスの良いホテルでした。ただ朝食はアルバイトっぽい子が作ってくれるのですが、これがちんたらとしていて時間がなければイラついたかもしれません。
イーペンランナー会場へ
イーペンランナー・インターナショナルは外国人向けの有料イベントなので、チケットの事前入手は必須です。この時はすでにチケット発売後に探し始めたので、入手にはやや苦労しましたが、何とか事前に購入することができました。かなり高額でしたが、まあ仕方ありません。
会場となるメージョー大学の敷地まではツアー会社のバンで送迎してもらえるので、待ち合わせ場所となる旧市街西側のホテルまで徒歩で移動します。この時、街の現地の人たちがみんな白い衣装を身に着けていることになんとなく気が付いていたのですが、この日はやはり特別で、白い服を着て迎える日だったようです。そうとは知らない外国人だけが、思い思いの色の服で参加することになってしまいました。
夜のイベントだと思っていましたが、ツアーの集合はお昼過ぎ。なんでだろうと思っていましたが、会場では夜のコムローイ上げまでにいろんなイベントが行われています。チケットにはミールクーポンもついていて、飲み物やお菓子などもフリーでもらえたりします。適当なところに腰を掛けて日が暮れるのを待ちます。
日が暮れる頃、入場者は所定の席に案内されます。席はプラスチックのしっかりした椅子が用意されており、至れり尽くせりです。また1席に1つランタンがたたまれた状態でスタンバイしています。これから打上げが始まるのかと思うとワクワクします。私たちはメインステージから少し離れた場所から見るようです。
メインステージでは明るく照らし出された仏様の周りに僧侶が座っており、読経が始まりました。その間周囲でも僧侶がランプやろうそくを持って練り歩いています。
そんなこんなでクライマックスが近づいてきました。場内アナウンスでは親切にも、ランタンの点灯の仕方やあげ方の説明がされています。しかも、タイ語、英語、中国語、日本語の多言語対応です。また、要所要所に実演をするスタッフもいて、本当に至れり尽くせりです。
チケットは高価でしたが、十分楽しめるし思い出に残るイベントでした。思い出作りにしっかり眺めるもよし、きれいな写真を撮るためにシャッターを切り続けるもよし、参加者は皆思い思いに楽しんでいたようです。写真を撮りまくっていた男子たちは、自分達の分のランタンをイベント終了間際に慌ててあげていました。
イベント終了後は一斉に参加者が駐車場に向かって歩き出すので大変な混雑になります。仲間とはぐれないように、また駐車場の場所を見失わないように注意して帰ります。
バンはホテルの近くまで送ってくれます。ホテルに戻ったのはかなり遅い時間だったので、コンビニでビールだけ買ってホテルで休むことにします。長い一日でした。
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