4日目
パークセ(ラオス)に移動
いろいろ思い残すところはありますが、カンボジアをあとにします。アンコール遺跡は何度見ても素晴らしいですが、シェムリアプに来ることはこれが最後でしょう。サンボープレイクック遺跡を含め、周辺の田舎町にはまたもう一度来たいと思います。そのころには観光ビザが免除になっていることを祈ります。
さて、朝食後ホテルをチェックアウトし空港までトゥクトゥクで送ってもらいます。これもホテルのサービスということで無料。ただし迎えは立派なセダンだったのが帰りはトゥクトゥクなのか、、、ということには触れないでおきます。とにかくカンボジアの世界遺産3件への訪問はコンプリートです。
以前の空港ターミナルもそうでしたが、新しくなってからも空港内のお土産店のクオリティは高いです。値段もそれほど高くなく良心的と言ってもいいでしょう。ここでかさばらない胡椒とかコーヒーなんかのお土産品を買っておきます。お土産品は良心価格だけど、コーヒーは1杯3.5USDと一気に高くなります。1杯0.5USDの生ビールが恋しくなります。
パークセ(ラオス)に到着
パークセはラオス南部の田舎町の風情ですが、一応ラオス第三の都市らしいです。というのもタイ国との国境に近く南部の交通の要所であり、近代ではチャンパーサック王国の都だったこともあるらしいです。しかし、シェムリアプ空港から到着したパークセ空港で飛行機を降りたものの、そのまま入国したのは私たちともう一人だけ。ほかの人たちは同じ飛行機に乗って首都のビエンチャンに行ってしまったようです。預けた荷物もターンテーブルではなく係の人が手でもってきてくれました。空港ターミナルも日本の田舎の鉄道駅レベルで、先ほどまでいたシェムリアプの街から見ると相当いろんなものが劣ります。よく言えばのどかです。
明らかに暇そうなイミグレーションを抜け、荷物をピックアップしてタクシーで予約しておいたホテル(Pakse Hotel)に向かいます。
パークセに来た目的は2つあって、1つはメコン川の中に浮かぶ4000の島を意味する「シーパンドン」へ行って見ること、もう一つはクメール人が建立し、その後ラオ人が寺院として位置づけたという「プラサート・ワット・プー」を見ることです。
実はこの2つの目的地は両方とも、今日発ったシェムリアプから今いるパークセの間の経路上に位置しています。移動効率からいうと、シェムリアプからバスに乗り陸路で国境を越えてシーパンドン→ワットプー→パークセという順に回るのがいいのですが、陸路移動がいろいろ面倒そうだったので、一気に飛行機でパークセまで来てしまったのです。
明日シーパンドンに行く予定にしていたので、パークセのホテルは1泊しか予約していません。なのでこれからシーパンドンへ行くバスの予約をしに行かねばなりません。事前の調べでは、そこかしこに旅行会社があるのでどこでも予約できるとのこと。たしかに店先にパンフレット(というかチラシ)を置いている店はいくつも見かけます。一応事前調べで評判がよかった旅行社へ徒歩で向かいました。パークセは小さな街なので、どこへでも徒歩で行けます。バスはすんなりと予約できました。VIPバスと言っていましたが、後でウソだとわかります。
予約を済ませたらあとはもうすることがありません。こういう時はメシを食べるに限ります。Trip Advisorで評判がよさそうな店(Daolin Restaurant Cafe)で、チキンのラープ(香草炒め)とカオニャオ(もち米ご飯)、ラオスのビール「ビアラオ」を注文します。ラオス料理はこれといった特徴はありませんがどれもおいしく、もち米のご飯との相性は抜群です。また「ビアラオ」は東南アジアでは(東アジアを含めても)ナンバーワンビールであるといっても過言ではないでしょう。お隣ミャンマーの「ミャンマービール」も相当おいしく甲乙つけがたいですが、私はビアラオに軍配を上げます。
食事後は例によって街をウロウロしますが、まあ何もありません。ラオスといえば絹織物の名産地の1つなので、生地などあるかとマーケット内を探しますが、めぼしいものはありません。というかマーケット自体がしょぼいです。しょぼすぎてだんだんこの街が好きになってきました。ここから北へトゥクトゥクで3~40分行ったところに織物の村があるということだったので、明後日パークセに戻ってきて帰るまでに時間があれば行って見ることにします。
夕食
夕食はホテルの屋上レストラン「Le Panorama」にて食べます。このホテル「パクセ ホテル&レストラン」という名前だけあって食事にも定評があるようですし、夕方早い時間に行くとハッピーアワーでドリンク半額になるということで行って見ました。ご飯はおいしかったですが、日が暮れると寒いです。ブランケットを借りてそれにくるまって食事しました。
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