2014年の秋ごろ、スリランカへ行って見たいと思いました。理由は今となっては思い出せません。今でこそ、経済の中心地であるコロンボでテロが発生して、危険な地域と思われているようですが(今でもそんなことはないと思うのですが)、当時はアーユルベーダとかいう健康法で一部の女性に人気があったのと、サーフィンに適した波が来るとかで行く人がいた程度で、観光地としてはそれほどメイジャーな行き先ではなかったと思います。ツアーはそれなりにあったと思いますが、年末に予定をしたため金額の折り合いがつかず、いつものように航空券の検索から始めたのでした。
航空券の手配
航空会社の選択
実はスリランカの玄関口、コロンボのバンダラナイケ国際空港へ大阪から行くには、skyscannerで検索するといくつもの航空会社の選択肢が見つかります。
スリランカ航空
一番楽そうなのは成田乗り継ぎのスリランカ航空でしょう。東京からなら直行だし、ワンワールド加盟航空会社でもあるので、往復のラウンジ利用などでは利があります。JALのマイルも付与されるので、価格を考えなければ、一番の選択肢となります。バンコク乗り換えという選択肢もあります。
キャセイパシフィック航空
同じくワンワールド加盟航空会社のキャセイパシフィック。何を隠そう私の一押しの航空会社です。香港国際空港のラウンジは快適そのもの。ただ乗り継ぎがよくなくて、いくら快適と言っても長時間ラウンジにいるのは考え物。
マレーシア航空
こちらもワンワールド加盟航空会社。コロンボ行きの便はワンワールド加盟社が幅を利かせています。ただこの年の初めに墜落と行方不明を二度立て続けに起こしたので印象は良くないです。価格もそこそこだったし、事故のことは私はあまり気にしないのですが、家族が心配するので泣く泣く却下。
シンガポール航空
こちらはスターアライアンス加盟航空会社で、当時はまだスターアライアンスのメンバーではなかったので、ラウンジが使えないという点で却下。今では使えるようになったのですが、それでもあまり感じがよくないので積極的には利用しません。
エアアジア
コロンボへはLCCでも行くことができます。ただ、クアラルンプール乗り換えとは言え、結構な飛行時間になるので、最後の選択肢としてとっておきます。
中国東方航空
現在はコロンボ便を運航していないようですが、当時は昆明空港からのコロンボ便がありました。関西空港を夜の早い時間に出発して、上海を経由して昆明に深夜に到着するか、上海で1泊して国内線で昆明へ行ってさらにコロンボに向かうという2回乗継というスケジュール。(実際はテクニカルストップが1回あるので、4本の便を乗り継ぐ。)普通なら見向きもしないスケジュールですが、価格が半端なく安い!第一候補のキャセイパシフィックの半額以下です。スカイチーム解明航空会社なのでラウンジは利用できません。
結局どうしたか
最終的にはラウンジの利用のために高い金を払うことは馬鹿らしい(それほどの価格差だった)ので、エアアジアか中国東方航空かの2択になり、スケジュールはあまりよくなかったものの中国東方航空を選択しました。おかげで上海で行きと帰りに2泊する必要が生じましたが、上海なら勝手もわかるしいいかと思い予約を入れたのでした。
中国東方航空は最近機体塗装のデザインをあか抜けたものに変えたり、CAさんの愛想がよくなったという噂も聞きますが、当時も今も評判は最悪のようです。悪い評判の原因の一つは天候などでスケジュールが狂った場合の対応の悪さだと聞きますので、その辺は了解しておくことと、何かあった場合自分である程度対処をする覚悟があれば、選択肢からあえて外すこともないと思います。あと、周りの客がうるさいとか(私はあまり気になりません)、機内食がまずい(私はおいしくいただきました)とか、座席の個人モニタがない(まあ値段が値段ですから)とかはあきらめることにします。
宿の手配
中国東方航空を選択したことにより、上海(又は昆明)で行きと帰りで2泊する必要が生じ、元々の予定を修正する必要が生じました。1泊分は出発をやや前倒しにして半休をとって対応することにして、もう1日はスリランカでのスケジュールを圧縮することにしました。結果、上海1泊―コロンボ2泊―キャンディ1泊―ポロンナルワ1泊―シーギリア1泊―機内1泊―上海1泊という強行日程となりました。最終日にコロンボにもう1泊してゆっくり帰りたかったのですが、上海で1泊することになってしまったのでやむなくこうなりました。
ホテルの手配はいつものようにagodaでお世話になります。
上海(ダ ゾン プドン エアポート ホテル シャンハイ)
ダ ゾン プドン エアポート ホテル シャンハイは上海浦東空港内にあるホテルです。ほぼトランジット専用ですが、一旦入国する必要はあります。トランジット以外では積極的に泊まろうとは思いませんが、まあ便利ではあります。
コロンボ(ヒルトン コロンボ)
コロンボの到着は深夜になるし、翌々日には早朝の列車でキャンディに移動する予定なので、コロンボ・フォート駅に近いホテルということでヒルトン・コロンボにしました。安くはなかった(今にして思えばべらぼうに高い)けど、移動の利便性を考えた結果です。
キャンディ(クイーンズホテル)
ここクイーンズホテルは仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)の正面に位置するホテルです。古いコロニアル様式の建物に惹かれて予約。大通りに面していますがさほどうるさくはありません。早朝に窓の外を眺めていたら、通り過ぎるバスから車掌が飛び降り、仏歯寺の方に手を合わせてまたバスに飛び乗る光景を見て、シンハラ人の信仰の厚さを感じました。
ポロンナルワ(ザ・レイクホテル)
ザ・レイクホテルの名の通り、湖のほとりに建つホテル。とても環境の良い場所にあり。雨季でなければ最高に景色がよかっただろうと思われます。ポロンナルワの遺跡からは少し離れているので、トゥクトゥクに乗ることが必要です。
シーギリア(ホテルシーギリア)
ホテルシーギリアはシーギリアロックの目の前に位置する最高の環境にあるホテル。ホテルのプールからまっすぐ先にはシーギリアロックを望むことができます。
上海(ジンジャン メトロポロ ホテル クラシック YMCA)
帰りの乗り継ぎでは上海到着が遅くなることが予想されたので、遅くに夕食をとることができる場所の近くということでここジンジャン メトロポロ ホテル クラシック YMCAを選択。さほど大規模ではありませんが、清潔な部屋と感じの良いスタッフに好感が持てます。
その他の手配
航空券とホテルは事前に予約を終えましたが、現地での交通をどうするかを検討しなければなりません。一番楽なのは車をチャーターすることですが、費用がかかりすぎるし他人任せにしてしまうのがイマイチ性に合わないためこれは却下。あとできればコロンボからキャンディまでは鉄道で移動したかったので。列車の種類は一等車から三等車までの区分以外に当時は観光列車があり(現在は運休中のようです)、それはインターネット予約ができたので事前予約をしました(結局乗れなかったのですが、、、。)。
あと各観光地1泊ずつの宿泊でスケジュール的に余裕がなく、スリランカ最終日に帰国便のフライトにあわせてシーギリアからコロンボまで戻ってこなければならず、念のためにたまたま見つけたシーギリア~コロンボ空港間の乗合バンを予約しておきました。その他のの移動手段は現地で成り行きに任せます。(一応調べてはおきましたが。)
旅程の概要
- 12月23日関西空港→上海浦東空港
15:00 会社を早退して関西空港へ向かう
19:00 上海航空で上海へ
24:00 空港内ホテルにチェックイン
- 12月24日上海浦東空港→昆明空港→コロンボ空港
07:00 空港内のレストランで朝飯とビール
16:00 昆明空港を出発
25:00 コロンボ着ホテルにチェックイン
- 12月25日コロンボ市内観光
終日 コロンボ市内観光 しかしクリスマスホリデーでことごとく定休日
- 12月26日コロンボ→キャンディ
06:00 早朝に予約した列車の切符を受け取りに行くが、事故のため運行キャンセルと言われる
07:00 とりあえず朝飯を食う
08:00 バスターミナルに移動 キャンディ行きのバスを見つける
12:00 キャンディバスターミナル到着 ホテルにチェックイン
13:00 昼飯を食べてキャンディ市内観光
- 12月27日キャンディ→ポロンナルワ
08:00 キャンディバスターミナルからポロンナルワへ向かうバスに乗る
12:00 ポロンナルワ到着 バスを降りたところで観光の客引きに会ってお世話になることにする
13:00 昼飯を食ってトゥクトゥクでホテルに送ってもらい、その後ポロンナルワ観光
17:00 ホテルにチェックイン
- 12月28日ポロンナルワ→シーギリア
10:30 公共バスに疲れたのでトゥクトゥクでシーギリアに向かうことに
13:00 ホテルにチェックイン
14:00 小雨の中シーギリアロックに登ることにする
- 12月29日ダンブッラに行った後シーギリア→コロンボ空港
09:00 公共バスでダンブッラに向かい観光
12:00 ホテルに戻ってチェックアウト
15:00 乗合タクシーでコロンボ空港へ
24:00 昆明向けて出発
- 12月30日昆明→上海
09:00 昆明着 荷物は預けて昆明市内へ
16:00 昆明から上海へ
21:00 ホテルにチェックイン
22:00 遅い夕食(羊肉火鍋)
- 12月31日上海浦東空港→関西空港
06:00 ホテルをチェックアウト
09:00 帰国の途に
14:00 帰宅の途中で年始の買い物
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