2.スリランカへ行くためにまず中国へ(0~1日目)

2014年12月|予算が限られるので中国東方航空を利用して雨季真っただ中のスリランカへ
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スリランカへ旅行しようと考えたのですが、年末だったせいもあり飛行機代金が以上に高く、断念しようとした時に見つけたのが「関西空港―上海浦東空港―昆明長水空港―コロンボ・バンダラナイケ空港」という2ヶ所経由の中国東方航空便。しかも上海~昆明間では南充とかいうところで1回テクニカルストップするという変則的な運行で、都合4回飛行機に乗り降りするというパターンですが、値段の安さに負けて購入してしまいました。

会社を半日休んで関西空港へ 上海へ(0日目)

南海電車で関空へ

変則的な経路の航空券を買ってしまったので上海に2泊することが必要になり、旅程の都合上出発を半日繰り上げました。なので出発日は半休をとって午後から関西空港へ向かいます。なんだかんだで旅行費用の総額が高くつきそうだったので、少しでも安くあげるために空港までは地下鉄+南海電車で向かいます。

今回は中国東方航空なので空港ラウンジは使えないため、難波の居酒屋で出発の前祝をしてから電車に乗り込みます。

関西空港に行くには南海電車が安くていいです。大阪の地下鉄とのジョイント切符だと片道1000円。

上海航空チェックイン

中国東方航空便を予約したのですが、今日乗るのは上海航空とのコードシェア便です。この便は上海を経由して河南省の鄭州(ていしゅう)へ行くようです。当然乗客は大きな荷物を持った中国人が多く、チェックインに時間がかかりますが、時間は十分あるしのんびりと順番を待ちます。

現在は中国東方航空では昆明―コロンボ便を廃止したようですが、代わりに中国南方航空が運航しています。中国南方航空がワンワールドに加盟するという噂もあり、早くそうなってくれると中国への旅行が楽になりそうでありがたいです。

上海航空は中国東方航空のグループ企業のようです。

機内食は可もなく不可もなく。そばがついてくることがよくあるが、あれはいったいなぜなんだろうか。

ホテルにチェックイン

中国ではトランジットだけとはいえ、明日は中国国内線区間を移動するので一旦入国の手続きを行います。21時45分に上海浦東空港着の予定だったのですが、今、当時の写真を見てみると入国手続きを終えて到着ロビーにでてきたところの撮影時間は23時45分。中国系キャリアだし、夕方発の便だから多少遅れることは織り込み済みだったので、今日の宿泊はあえて市内に向かわず空港内のホテルに宿泊することにしていました。ホテルまでのシャトルバスを運行している格安のホテルもあるのですが、今回は面倒なので空港直結の「上海大衆空港賓館(大众空港宾馆・ダ ゾン プドン エアポート ホテル シャンハイ)」をagodaで予約しておきました。

このホテル、場所は便利でいいのですが難点は予約時に支払いを済ませているにも関わらず300元のデポジットを要求してくることです。クレジットカードでも払えるのですが、翌朝のチェックアウト時に面倒なので手持ちの中国元で何とか支払いしました。部屋はトランジットと割り切れば何とか我慢ができる範囲です。不潔なわけではないのですが、部屋中に殺虫剤でも巻き散らかしたようなケミカルな匂い(悪臭ではない)が漂い、虫に弱い私はそこにいるだけで体中がかゆくなるような感覚に襲われたのでした。(特に虫に食われたわけではないので、念のために申し添えておきます。)

デポジットのための手持ちの中国元をほとんど使い果たしたので、ホテルのコンビニでカップ麺とビールを買って早々に就寝します。明日は長い移動になるので英気を養っておかなければなりません。

上海から昆明へ(1日目)

中国国内線で昆明へ

翌日の昆明行きの便は朝9時半ころの上海発だったと記憶しています。殺虫剤臭い部屋を早々にチェックアウトして、中国国内線のチェックインを済ませます。その先のコロンボ行きの便も出発地でチェックインできるのが普通なのですが、中国系ではそうはいかず、国際線は昆明で再度チェックインするように言われます。郷に入れば郷に従えなので、素直に空港係員に従い国内線だけをチェックイン。その後空港内のレストランで麺料理の朝食にします。

ニンジンは嫌いなんだが、、、。味の記憶はあまりなし。

中国国内線は定刻の運行で支障なく昆明に向かって進みますが、なぜか途中で「南充」というところに降りて給油をします。いわゆるテクニカルストップですが、給油だけではなく乗客の乗せ換えもあるようです。昆明までの乗客も一旦飛行機を降ろされ、空港の待合スペースで待機です。ここではタバコを吸うことができたので、悪くはない仕組みではあります。

「南充」というどこかわからないところで一旦降機します。タバコ休憩をとることができます。

昆明長水空港に到着したのは14時半くらい。次のコロンボ行きのフライトが20時40分発なので6時間待ち時間がありますが、空港から市内までバスで片道1時間かかるとのことなので、空港内で暇をつぶすことにします。昆明長水空港は完成して間もないきれいな建物でした。龍をかたどったという曲がりくねったフレームに支えられた構造となっており、また建物内も金ぴかで一見の価値はあります。

昆明長水空港。金色がイメージカラーの建物です。とにかくでかい空港です。

昆明は雲南省の省都であり、雲南と言えばお茶の名産地なのでお土産用のお茶がいろいろ販売されていますが、これから向かうスリランカもお茶(紅茶)の産地なので、ここであえて購入する必要はなし。雲南名物の「過橋米線」を食べてあとは本など読みながら時間をつぶしますが、ここでやや自分が熱っぽいような気がしてきました。昨日のホテルのケミカルな成分がよくなかったのでしょうか。とりあえず手持ちのロキソニンを飲んで様子を見ることにします。

やっとこさコロンボ行きチェックイン

コロンボ行きの便は20:40発。その2時間前になってやっとチェックインが始まりました。スリランカへの渡航には観光の場合であってもビザが必要ですが、オンラインで申請ができるので事前に取得しておきましたので、チェックインの際にはその控えのコピーを見せればOK。万が一入国できなければ航空会社は責任をもって出発地に送り返さないといけない決まりらしく、ビザのチェックは念入りです。私たちの隣で手続きしていた日本人客はどうやら事前にビザの取得をしていなかったらしく、係員ともめていました。到着時にアライバルビザを取得することもできるそうなのですが、旅程に余裕がないサラリーマン旅行者は事前取得をしておくことがおすすめです。

2019年5月から半年間、観光においてはビザ免除の試行をする予定だったらしいのですが、例のテロ事件のあおりでその施行も延期されてしまったようです。残念です。

コロンボは中国語表記では「科伦坡」。

コロンボ到着からホテルチェックイン

コロンボ・バンダラナイケ空港に到着したのは、日本を発って30時間後の日付が変わる直前くらいだったでしょうか。事前にビザを取得しておいたおかげで、入国手続きもそれほど時間はかからなかったと記憶しています。空港から市内まではバスもあるそうですが、深夜の時間にあるかどうかわからず、予約していたたヒルトン・コロンボホテルのボードを持ったおっちゃんをたまたま見つけたので、おっちゃんに声をかけてタクシーを呼んでもらいました。料金は相場程度だったと思います。

おっちゃんにタクシーをお願いして待つこと10分程度でドライバーが来てくれました。タクシーと言ったのですが、普通の乗用車でホテルまで送ってくれて、もしかしたらヒルトンホテルの送迎車だったのかもしれません。まあホテルまで直行してくれたのでどちらでもいいことです。おそらく40~50分程度でホテルに到着しました。ちゃんとしたホテルに泊まるのだったら、事前に空港送迎も申し込んでおけばよかったのですが、いつもの通り結果オーライです。

私たちは全然気にしていなかったのですが、この日はクリスマスイブ。多くの盛装した西洋人たちがクリスマスパーティに群がっていました。私たちは疲れていることもあって、そのまま部屋に直行して就寝。明日はコロンボ市内観光です。

ヒルトン・コロンボ前のクリスマス装飾。仏教国であることを事前に学習してきたので、ちょっと不思議な感覚になります。

私たちはコロンボ市内まで向かって宿泊しましたが、コロンボ・バンダラナイケ空港から一番近いのはネゴンボの街なので、深夜着の場合でスケジュールに余裕がある場合は、無理をせずネゴンボに一泊するのがよいと思います。

 

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