さすがに2泊3日ではあっという間に最終日がやってきます。しかも14:00発の帰国便に乗るので、昼ご飯は食べる暇がないので、朝食を遅めにとって空港に向かうことにして、朝一番で高雄市立歷史博物館へ行ってお勉強をして帰ることにします。
3日目:最終日
高雄市立歴史博物館
朝はゆっくり目に起きて朝食は食べずに「高雄市立歷史博物館」へ向かいます。頑張れば歩いても行ける距離かもしれませんが、今日は時間がないので地下鉄を利用することにします。高雄の地下鉄のキャラクターは萌え系でした。このキャラは日本の鉄道駅でもたまに見ることがあります。仙台空港アクセス線の仙台空港駅にも同じようなキャラクターの立て看板がありました。鉄道と萌えは関係あるのでしょうか。
博物館の展示は二二八事件の物が主になっていて、日本語の説明は全く見かけません。繁字体の中国語と一部英語の表示だけですが、つたない英語力でも日中戦争後の台湾島の歴史が一通りわかるようになっています。「狗去豬來」は台湾島原住民の心の声なのでしょう。
正味珍烏魚子
日本では高価なからすみは台湾でもそこそこ高価ですが、けちけち食べなければならないほどの値段ではありません。なのでせっかく来たのだからからすみを買って帰って、帰国したら豪快にかぶりついてやろうと名店らしき「正味珍烏魚子」へやってきました。高雄市立歴史博物館からは徒歩で来ることができます。道端で干してあるボラの卵巣は、埃とか気にはなるものの「まあ洗って食べればいいや」とお土産用に箱詰めされたものを買い求めます。しかし、おいしかったかどうかは実は不明。購入したからすみはこの後、何故か私の手から行方知れずになるのでした。
この後近くの市場をウロウロ見学して、ホテル近くにまで再度地下鉄で戻ります。おそらく地下鉄の切符を購入する時だと思います。購入したからすみの入ったバッグを手から離して切符を買って、そのまま地下鉄に乗ってしまったのでしょう。この後機嫌よく朝食を食べた後に、からすみをなくしたことに気づくのでした。
朝食は再び興隆居で
ホテル近くまで戻って遅めの朝食です。昨日の朝行ったのと同じ老店興隆居傳統早點美食です。昨日とは違い遅い時間だったのですが、そこそこ混んでいましたが、すぐに席に着くことができました。
3日目:帰国の途に
朝食を食べ終わり「さあ帰るか」といった時に発覚した忘れ物。一応先ほど朝食を食べた店まで戻ってみましたが、そこにはありません。やはり地下鉄の駅に忘れてきたようですが、そこまで戻る時間はもうありません。泣く泣く荷造りをしてホテルをチェックアウトします。
思いつくまま4travelに投稿されていた記事のほぼそのままのプランで来てみましたが、2泊3日でも結構楽しめました。やはり事前に計画を立てておけば(私がたてたのではないですが)、短い時間でも充実した旅行になるもんです。台湾島の複雑な歴史については、日本の功罪を抜きには考えられないということを改めて思い知ることができました。短いながらも後々まで記憶に残る旅だったのは、時間的な充実以外のものがあったからだと思います。
関係ないですが、古い車やバイクに取り付けられているナンバープレートが「台湾省」であることを不思議に思っていたのですが、「ああそういうことか」と納得ができたのは収穫でした。
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