2015年の夏前ころ、そろそろＪＡＬのマイルの有効期限が切れるとあってどこかへの航空券を予約しなければならなくなったのですが、年末の便はすでにどこ行きも満席。別の日程を探さざるをえなくなり、ツレも私も有給休暇がとれるかどうかわからないまま１１月の祝日を絡めた日程で予約をしました。行き先はバンコク。日本航空で直接予約できる海外便は限られるし、バンコクまで行けば何とでもなるという考えがあったからです。
しかしこれが功を奏してタイのお祭り「ロイクラトン」の時期と一致していることが後に分かり、結果的に大変良い時期に旅ができることになったのでした。
ふとしたきっかけで旅の計画を立て始める
きっかけはお盆に眺めていたスマホから
マイルでバンコクまでの特典航空券を予約して以降何の計画も立てず放置していたのですが、お盆休みの間になんとなくスマホでネットを見ていた時に、ふと目に留まったのが「ロイクラトン」というお祭り。このお祭りにあわせてイーペン・ランナーという催しが開かれ、そこでコムローイという行燈を夜空に打ち上げる幻想的なシーンは写真で何度か見たことはありました。ロイクラトンが開かれるのはがあるのは１１月のチェンマイ。私がバンコク行きの特典航空券を予約した時期とほぼ一致するのですが、行燈（ランタン）上げがあるイーペンランナーの日程は、予約した旅程だと１日足りず見ることができないのです。そもそも休みが取れるかどうかわからない旅の予定なので、イチかバチかで予定をもう１日延ばすことにして航空券の予約を変更したのです。（現在は制度が変わって特典航空券の予約変更には手数料がかかるようになってしまいましたが、当時は「何度でも」無料で変更可能だったのです。）
コムローイに点火して浮き上がるのをまちます。
イーペンランナーのチケット予約
イーペンランナーとはロイクラトンというお祭りの一環として開かれているようです。ロイクラトンとは「ロイ（流す）」「クラトン（灯籠）」という意味で、要するに日本語でいう灯籠流しです。灯籠流しはチェンマイだけでなく、バンコクやスコータイなどタイ国全土で行われるようですが、ランタン（コムローイ）を夜空に上げるのはチェンマイだけです。またこのイーペンランナーという催しは、地元の人が楽しむ「イーペン・サンサーイ」と、主として外国人向けのイベントである「イーペン・ランナー・インターナショナル」の２つがあって、我々外国人が（簡単に）参加できるのは後者の「イーペン・ランナー・インターナショナル」の方です。しかしこれは「有料のイベント」なので、参加するにはチケットを購入しなければなりません。いくつか現地ツアー会社をあたったのですが、すでに売り切れのところもあったりして焦りましたが、何とかチケット入手することができました。チケットは一人６０００THB（くらいだったと思う。２０１５年当時）とはっきり言ってむちゃくちゃ高いです。でも確実に見るためには送迎付きのツアーに参加するしかなく、泣く泣く代金を支払ったのでした。
いくつかの現地ツアー会社を検討しましたが、最終的にお願いをしたのは「チェンマイハッピーツアー」。その時点でまだ残席があったのと、ホームページがしっかりしていたのが決め手だったように思います。支払いは日本の銀行振込でした。
あと、「CMランナーツアー」という会社もよさそうでした。
イーペン・ランナー・インターナショナルのチケット。ミールクーポン付。高い！
その他の日程を検討する
帰国の１日前にチェンマイでコムローイ上げのイベントに参加するとして、それまでの日程をどうするか考えました。ずっとチェンマイでロイクラトンの雰囲気を味わうのもよいのですが、せっかくなので他の場所のロイクラトンも見てみたいので、スコータイで１泊することにしました。しかしこれを決めた時にはすでにバンコク―チェンマイ間の航空券を別途予約した後だったので、チェンマイからスコータイまで車で往復する計画になってしまい、結局この移動も現地のツアー会社にお願いすることにしました。なんだかんだで結構高い旅になってしまいそうですが、関空―バンコクの往復の航空券は無料なのでまあ良しとしましょう。
スコータイ遺跡の仏様。
旅程の概要
- 11月21日夜伊丹空港→羽田空港→スワンナプーム空港
特典航空券で移動
（機中泊）
- 11月22日スワンナプーム空港→チェンマイ空港→スコータイ
- 11月23日スコータイ→ピサヌローク→シーサッチャナーライ→チェンマイ
- 11月24日チェンマイ
- 11月25日チェンマイ
- 11月26日チェンマイ空港→スワンナプーム空港
チェンマイ空港からタイ国際航空でバンコクへ
バンコク観光
（機中泊）
- 11月26日夜スワンナプーム空港→関西空港
翌27日朝帰国 午後から出社
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