4日目はプラハを離れ、チェスキークルムロフへ日帰りで足を延ばします。チェコ第2の都市であるブルノへ行ってミース・ファン・デル・ローエの建築を見るというプランもあったのですが、ほとんどのツアーでプラハとセットになっているこの地を見ずにはおれないと思い、チェスキークルムロフまでの往復のバスの予約をしておいたのです。実はミース・ファン・デル・ローエの「トゥーゲントハット邸」の見学チケットも予約してあったので、無駄になってしまいましたが、予約の仕方も記録しておきます。
4日目(チェスキークルムロフ観光)9/20
チェスキークルムロフへ(Na Knížecíバスターミナル)
プラハからチェスキークルムロフへはバスで3時間程度なので、プラハから日帰りで行くことができます。列車でも行けるようですが、便数や到着してからの便利さから考え、今回はバスを選択しました。プラハからチェスキークルムロフへは、「STUDENT AGENCY」のバス路線を利用します。インターネットでも予約ができ、送られてくるPDFを印刷してもっていけば当日チケットに交換する必要もなく、非常に便利です。
「STUDENT AGENCY」のバスは「Prague, Na Knížecí(ナ・クニゼッチバスターミナル)」に発着しますので、最寄りの「Anděl」駅へ地下鉄B線で向かいます。私たちが宿泊していたホテルからは乗り換えなしなので、迷うことなく到着できました。ホームが3本あるくらいの小さなバスターミナルです。バスを待っていたら、外国人(私たちも外国人ですが)に「そのチケットはどこで買えるの?」と聞かれたので、チケットブースの場所を教えてあげましたが結局乗れなかったみたいです。「STUDENT AGENCY」のWEBサイトは英語での表示も選択でき、中学生レベルの英語力があれば十分購入できます。座席の指定もあらかじめ可能なので、予定が決まっていたら予約は必須だと思います。
インターネットでの予約が不安な場合は、現地発のツアーに参加するという手もあります。基本英語かドイツ語ツアーが多いようですが、日本語ツアー もちゃんとあります。
チェスキークルムロフでのバス停は「Český Krumlov, AN(バスターミナル)」と「Český Krumlov – Špičák」の2ヶ所あります。チェスキークルムロフ城へは「Český Krumlov – Špičák」の方が近いようですが、どちらも徒歩圏内だと思われます。私たちはeský Krumlov, ANまでバスに乗り、街まで15分程度歩きました。途中展望台のようなところもあって、退屈はしませんでした。
エゴン・シーレ美術館など
終点のバスターミナルでバスを降り、チェスキークルムロフの街まで歩きます。途中は静かな田舎町の風情で、これはこれで楽しめると思います。バスターミナルは街の東側にあり、ヴァルタヴァ川に半島状に突き出した街の東側に到着します。ここから目的のチェスキークルムロフ城まで向かう間に、「聖ビート教会」や「エゴン・シーレ美術館」があるので、時間が許す範囲でそちらも見学しながらチェスキークルムロフ城の方へ向かいます。街並みを見て、女子ならば「かわいぃー」というのでしょうが残念ながら私にはその感性はありません。でもこじんまりとした美しい街並みは今でも印象に残っています。
昼食
朝早くのバスに乗ったので、チェスキークルムロフに到着してその後街を観光していたら、ちょうどお腹が空いてきましたので、適当なレストランに入って食事にします。適当に選びすぎていかにも観光客向けの店を選んでしまいました。観光客向け以外の店があるのかどうかは不明ですが、事前に調べて行ったらよかったと思いました。
チェスキークルムロフ城
目的のチェスキークルムロフ城です。街の大きさから考えると不釣り合いなほど立派な城です。ほとんどはシンプルなルネサンス様式ですが、一部古い部分も残されています。
醸造所のレストランでビール(Eggenberg Restaurant)
チェスキークルムロフ城の城下にはエッゲンベルグという地ビールの醸造所があります。さすがはビール王国のチェコです。やはりここでビールを飲まないわけにはいきません。先ほどやや残念な昼食を食べてしまったのでお腹は空いていません。醸造所のレストラン(Eggenberg Restaurant)で「飲むだけでもいいか?」と聞いてみると「Sure!」とのこと。ゆっくりとビールをいただきました。雰囲気の良いレストランだったので、ここで昼食を食べなかったことが心残りです。
夕食 ウ・メドヴィードクー(U Medvídků)
プラハに戻ったのは夜8時頃だったと思います。地下鉄で戻る途中Můstek駅で降りて、昨日の居酒屋へ行こうかもう1件気になっていた店に行こうか迷いましたが、気になっていた「U Medvídků」に行きました。ここのビールであるブドヴァルはチェコのビール銘柄「ブドヴァイゼル」(Budweiser)の1ブランドであり、アメリカ合衆国のビールであるバドワイザーと商標をめぐって争っていたらしく、そのせいでバドワイザーはヨーロッパではその商標(Budweiser)が使えず「Bud」という名前で販売されているとのこと。それはともかくブドヴァルを頼んでみます。悪くはないのですが、私はピルスナー・ウルケルの方が好き。お店は地元の居酒屋という触れ込みでしたが、観光客っぽい人が多く、ややざわざわした感じでした。昨日の店も観光客らしき人はいましたが、うまく地元客に混じって飲んでる感じがあってどちらがよかったかと聞かれると、昨日の「ウ・ピンカスー」の勝ちと答えるでしょう。いずれの店も小さなホテルを併設しているようで、こういったところに宿泊するもの悪くないと思います。
無駄になったトゥーゲントハット邸の見学チケット
「トゥーゲントハット邸」は、ドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエの代表作の1つであり、チェコ第2の都市ブルノにあります。一時期は荒れ放題だったそうですが現在は世界遺産登録がなされており、内部は事前の予約が可能なツアーにより公開されています。ツアーの予約はWEB上で可能ですが、3~4ケ月前でないと予約できないほどの人気ぶりで、2ケ月前に私が予約したときは希望の日程ではチェコ語しか空きがなかったので、やむを得ずチェコ語ツアーを予約しました(結局いけませんでしたが。)。ツアーの言語は、英語、フランス語、ドイツ語、チェコ語だったと記憶しています。庭だけの見学なら当日でも入場できるそうです。
ツアーの予約は下記のホームページでできます。
コメント