12日間連続の休暇を得られることになりました。こんなことはサラリーマン人生でおそらく最初で最後です。当初はツレと日程を合わせてどこかに行こうと画策していましたが、ツレもサラリーマン(ウーマン?)なのでそんなに休みが取れるはずはありません。そうこうしているうちに休暇取得の期限である2016年7月が近づいてきたので、一人旅+後半だけツレと合流という計画を立てました。
行き先はいろいろ候補があったのですが、一人でしか行けない(=ツレが行きたがらない)ところということで、
- インド
- 中国の新疆地区(ウイグル自治区)
- シルクロードの国(キルギス、カザフスタン、ウズベキスタン、アフガニスタン)
が候補にあがり、比較的治安が安定していて観光名所が豊富な「ウズベキスタン」に決定しました。ウズベキスタンへは韓国・ソウルでトランジットする必要があることから、後半ツレと合流する場所はソウルということにして計画を立て始めました。
ウズベキスタンの観光と所要日数
ウズベキスタンは世界でも珍しい「二重内陸国」であり、国土から海に出るために最低でも2ヶ国を通過しなければならないユーラシア大陸の真ん中にある国です。以前はソビエト連邦の一部でしたが、ソ連崩壊とともに独立し、現在は豊富な観光資源と天然ガスの採掘、ソ連時代から続く綿花の栽培でそこそこ潤っているようです。旧ソ連邦の国であり、~スタンの名の通りイスラム国家でもあるので、予約その他でいろいろ面倒なこともありそうと思い、早い段階から旅行会社に手配を頼むつもりでいました。
今回手配をお願いしたのは「ファイブスタークラブ」。個性的なプランとやや強行な日程設定が私の好みに合っています。また大阪の店舗が私が勤務する会社のそばで簡単に相談に行けることもあって、ちょっと面倒な手配などはいつもこちらにお世話になっています。口コミでは賛否両論ありますが、それぞれの旅の仕方にマッチしているかどうかで評価が分かれているような気がします。
ウズベキスタンの観光地はざっくり4ヶ所。首都である「タシュケント」に入り「サマルカンド」「ブハラ」「ヒワ(ヒヴァ)」と巡って首都タシュケントに帰ってくるというのが一般的なルートのようです。この間で大体8日、その後ソウルで4日として12日間でなんとか収まりそうです。
問題なのは気候です。内陸国なので年間の寒暖の差が激しく、冬は氷点下20度程度になるのに夏は40度オーバーも珍しくないそうで、今回7月末の旅程ではもろに灼熱のころになるため、防暑対策も必須になります。
旅の準備
旅行会社に相談
今回は旅行会社に手配をお任せするので、旅行会社のプランで自分の日程に合うものを探すことから始めます。「タシュケント」「サマルカンド」「ブハラ」「ヒワ」の4ヶ所なら大体どこの旅行会社のプランも同じようなもので、それ以外に旅程を伸ばす余裕がないので、帰りにソウルでストップオーバー(途中降機)をする以外はほぼ標準プランンのままの旅程になりました。ただ、旅行会社のプランは2名が標準になっているので、一人旅となる今回は少々お高くついてしまいました。
旅の服装とバッグ
今回は夏の猛暑の中の旅になることから、服装はそれほど気にしなくても大丈夫です。汗をかいたり、また現地で洗濯しても乾きやすい、化繊の速乾性シャツを新たに購入しました。こういう場合はアウトドアショップにちょうど適当なものがあります。
パンツは膝下を取り外してハーフパンツにすることができる、これまたアウトドアウェアを選択しました。というかアジアの旅では毎回これです。
あとは帰りのソウルで観光する際に着るものをバックパックに詰め込みます。バックパックはあまり大きすぎない方がよいと思い、今回32リットルタイプを新調しました。40リットルクラスでもよかったのですが、これからはできるだけ荷物を少なくと思い、かなり悩んだのですが小さなものにしました。2週間の旅程ですが、途中洗濯をする前提なので、往きの容量に問題はありませんが、帰りにお土産などが増えた場合にやや問題が生じるかもしれません。
ドイターのバックパックは背中が密着する部分にメッシュのバックパネルが設置されていて、汗をかいても背中が蒸れることはありません。汗かきの私にはぴったりです。重量は他のメーカのものより多少重いものの、レインカバーはついているし、何よりこれを担いで山に登るわけではないので、旅行用の場合だと重さはあまり重要視しなくてもよいでしょう。
航空便とホテルの選択
ウズベキスタンの入り口は、空路の場合は首都のタシュケントから入ることになります。東京(成田)からはウズベキスタン航空の直行便がありますが、スケジュールの都合もあってソウル経由としました。ウズベキスタンには朝鮮系の人々が結構多く住んでいる関係もあって、大韓航空、アシアナ航空両方がタシュケント便を出しています。今回は「ナッツリターン」じゃない方の「アシアナ航空」を選択しました。アシアナだったらスターアライアンス加盟なので、トランジットの際に空港ラウンジが使用できるメリットがあるからでもあります。
ホテルは基本旅行会社のおすすめのままにしました。信頼できない旅行会社ならそうはいかないでしょうが、ほぼノーチェックでした。特に後々困ることはありませんでした。(1ヶ所観光にやや不便な場所だったところがありましたが、ホテルスタッフが親切だったのでまあOKです。)
あと当時ウズベキスタンに入国するには、観光であっても観光ビザを先に取得しておかなければなりませんでした。アライバルビザも不可。大阪からだと申請も面倒そうだったので、これまた旅行会社にお願いしてしまいました。東京在住だったら自分でやったかもしれません。
旅程の概要
- 7月22日大阪→ソウル→タシュケント
- 7月23日タシュケント→サマルカンド
タシュケント駅からAFRASIAB号でサマルカンド駅へ移動
サマルカンド泊(CITY HOTEL)
- 7月24日サマルカンド
- 7月25日サマルカンド→ブハラ
サマルカンド駅からSHARQ号でブハラ駅へ移動
ブハラ泊(MALIKA BUKHARA)
- 7月26日ブハラ
- 7月27日ブハラ→ヒワ
- 7月28日ヒワ→タシュケント
- 7月29日タシュケント→ソウル
夜 タシュケント空港からアシアナ航空機でソウル仁川空港へ
- 7月30日ソウル
- 7月31日ソウル
- 8月1日ソウル
- 8月2日ソウル→大阪
夕方 インチョン空港からアシアナ航空機で関西空港へ
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