3.バック・ハーのサンデーマーケットでモン族の民族衣装に見とれる(2日目)

2017年04月|ベトナム・サパで棚田の中をトレッキング
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2日目 ハノイ→ラオカイ→バック・ハー→サパ

ラオカイ駅でガイドと合流しバック・ハーへ

ファンシーパンエクスプレスでは、終着駅のラオカイ到着前にコーヒーかお茶のサービスがあったように思いますが、記憶が定かではありません。(帰りのビクトリアエクスプレスでは簡単な朝食とコーヒーが出ました。)ラオカイ駅へはほぼ定刻に到着し、ガイドさんと落ち合いました。ただ、時刻通りに到着したので、すぐに出発するとバック・ハーへ到着するのが早すぎるそうで、ツアー会社指定のレストラン(たいていのツアー会社はそういう場所を用意しているみたい)で朝食を軽くとったりして時間をつぶします。そこには1時間ほどいたでしょうか。その後車に乗ってバック・ハーへ移動です。サパからバック・ハーへ向かうと2時間半くらいかかるそうですが、ラオカイからなら1時間強で到着です。

ファンシーパンエクスプレス。1つのコンパートメントに4ベッドです。

今回はたまたま日曜日を含む旅程だったので、どうしてもサンデーマーケットは見ておきたかったのです。バック・ハーへ行く必要がなければ、ガイドt車を雇うこともなかったし、もしかしたらこんな高級な寝台車には乗らなかったかもしれません。

バック・ハーのサンデーマーケットは毎週日曜日の午前中、バック・ハー付近に住む山岳少数民族の方々が、自分たちが生産した作物、家畜などを売りに集まり、日用品を売買する店も集まる青空市場のことです。単なる青空市場ならアジアの各地で見ることができますが、ここの特色は少数民族(特に女性)が着用している民族衣装の華やかさにあります。民族ごとに全く異なる意匠の服を着用していて、特にモン族の民族衣装はアイドルのステージ衣装のような華やかさで目を引きます。

アイドルですか?

民族衣装で仕事に精を出します。

民族柄の小物なんかを販売してます。

おばあちゃんの衣装も華やか。

熱心に品定め。男の子の服はふつう。

 

あと家畜が(当然生きたまま)売買されている光景は、私たちにはあまり馴染みのないものです。大きなものでは牛や水牛がいたり、小さなものでは豚、鶏が売られています。犬も子犬から成犬まで売られていて、子犬が売られてゆくのを見ると、ペットとしてかわいがってもらえるよう祈るしかありません。(ベトナムでは犬、猫は食用動物です。)

牛の親子。ガイドは「母親が子供を守っているのだ」と言っていた。

アヒルの子。

水牛。品定め中?

子犬。買われた後はどうなるのだろうか。

黒豚。目を隠すとおとなしくなるらしい。

 

マーケットは老若男女で大混雑。モン族の衣装が一部に見えるだけで華やかに見える。

バック・ハーの市場を後にし、その後付近の農村(タイ族の村)を散策するために軽いトレッキングをします。このあたりでは川下りもできるそうですが、私たちはリクエストはしませんでした。タイ族(ターイ族)はその名の通りベトナム国内のタイ系民族で、タイ国の主要民族と同じ系統だそうです。酒(焼酎)を作っている民家を見学しましたが、中国の田舎でやるのと同じような簡素な蒸留器を使っていました。

焼酎の原料はトウモロコシのようです。

お食事中

ちょうど食事時で小さな子供たちが食事(米のご飯にお湯をかけたような簡素なもの)をしている最中でしたが、ツレがキャンディを差し出すとご飯を放り出してわらわらと集まってきます。その様子を見ると、普段の生活の中では甘いものはほとんど口にすることがないことが想像でき、喜んでくれて良かったです。(ミルク味のキャンディーが好評のようです。)

今でも水牛を使って田を耕している。農作業の時も女性は民族衣装。

その後ラオカイと中国との国境を見物したりして、サパへと向かいました。

ラオカイは中国との国境の街。川の向こうは中国河口のイミグレーション。向こうとこちらで発展の具合に随分差がある。

豆腐に甘い蜜をかけたおやつ。中国文化だろうか。あまりベトナムでは見ない気がする。 

ホテルにチェックイン(アイラ ブティック サパ ホテル & スパ)

ホテルも特にリクエストをせず、今回は旅行会社にお任せしておいたら「アイラ ブティック サパ ホテル & スパ(AIRA BOUTIQUE SAPA HOTEL & SPA)を予約してくれました。ホテルについては何も下調べをしていなかったので、これが(金額的に)よいのか悪いのか判別はできませんが、ホテルのオーナーらしき人が(いい意味で)うざいほどフレンドリーかつ親切だったのを記憶しています。サパは基本的にはリゾート地であるので、ビクトリア・サパを含めこういったスタイルのホテルが主流なのでしょう。(もちろん安宿もあると思いますが。)


アイラ ブティック サパ ホテル&スパ agoda提供

部屋からの眺め。カットカット村が一望できる。

カットカット村へ

ホテルで荷物を解いた(と言っても1泊ですが)あと、サパの街から歩いて行ける「カットカット村」へ行って見ます。時間的には十分ではないですが、行って見てよかったら明日の午前中にもう一度きたらいいや、程度の軽い気持ちです。ガイドからは「明日午後のトレッキングの前にカットカット村へ行こう」と勧誘されましたが、ガイドなしでも十分歩けると考え、ガイドはお断りしたのでした。肝心の棚田はまだ時期が早かったせいで一部に水が張られている程度で、思っていた光景ではありませんでした。またカットカット村はサパの街から一番近い集落なので観光地化が進み(入村料が必要だったりする)、人も多いので棚田の中の田舎をゆっくりトレッキング、という考えには向かないと思います。

カットカット村入り口。

棚田はまだこんな状態。

夕食

サパの街は観光地なので食事には不自由しないと思っていましたが、意外と苦戦しました。西洋人観光客が多いので西洋料理の店は数多くあるのだけれども、地元の料理っぽいものはあまり見つかりません。それでもガイドブックに「付近でサーモン(鱒だと思われます)の養殖が盛ん」とあったので、店先で魚をしめている(こん棒で魚の頭をたたく)店を見つけ入ろうとしたものの、英語が全く通じず敗退、その付近でみんなが鍋料理を食べている比較的こぎれいな店があったので、そこで魚の鍋料理(Hot Potというらしい)を食べたのでした。魚は臭みは全くなくおいしかったです。

サーモンと書いてあったが、鱒だろうと思う。

 

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