6.シーパンドンでまったりするためにパクセの街から1泊で行って見る(5日目)

2017年12月|カンボジアとラオス両方の遺跡を見に行くついでにシーパンドンでまったり
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5日目

バスのピックアップ

昨日予約したバスをホテルのロビーで待ちます。約束の時間を過ぎてもピックアップが現れないのはお約束なのであまり焦りはしませんが、たまに本当に忘れられていることもあるので一応ホテルのフロントデスクに頼んで旅行社に確認しておいてもらいます。で、到着したのはVIPバスとは程遠いバン(ハイラックスのロングボディ車)。これにガタイのでかい西洋人が既に詰め込まれていて、私たちは最後尾の席に押し込まれます。明後日もう一度このホテルに戻ってくる予定なので、私たちは1泊分の荷物だけだったのですが、西洋人観光客たちの荷物はガタイに合わせてやはりでかい。12、3人の客と荷物を満載したバンは、どこかで大型バスに乗り換えするだろうという期待を裏切り延々走り続けるのでした。

ラオスといえば托鉢僧。ルアンパバンでは夜明けとともに毎朝托鉢が行われるが、ここでは比較的ゆっくりしているようだ。

これがVIPばすですか。あーそうですか。

ボートに乗り換え

ナカサン(nakasong)でそれぞれの目的地別のボートに乗り換えます。バスのチケットはボート料金とジョイントになっているので、バスチケットの半券を見せればボートに乗せてくれます。以前はそのシステムがボート屋さんときちんと共有されておらず、ボート代金を請求されるというトラブルが頻発していたらしいですが、私が行ったときは何も言われることはありませんでした。旅行社のお兄さんも、ジョイントチケットであることを念押ししていましたし、改善がなされたんだと思います。

VIPバス?を降りてナカサンの船着き場まで歩く。今日は天気が良いようです。

ナカサンの街。

シーパンドンとはラオ語で「4000の島」という意味ですが、実際に観光客が訪れるのは「ドン・デット」と「ドン・コーン」のいずれかのようです。両方の島は橋でつながっているので互いに行き来が可能です。宿はドン・デットの方がたくさんあるので、まずはドン・デットへ行って見て、気に入らなければドン・コーンへ歩いていくことも(結構遠いですが)可能です。私たちは当初からドン・コーンで宿を予約していましたので、直接ドン・コーンへ向かいます。ちなみにこの周辺にドン・コーンは今回私たちが泊まった「Don Khon」の他に「Don Khong」の2つあり、それぞれ発音は違うようなのですが外国人には区別しづらいため、意図しない方へ連れてゆかれる旅行者が続出?しているらしく要注意です。旅行社では「small island」(Don Khon)、「big island」(Don Khong)と使い分けていました。またパークセの近くに「Don Kho」(ドン・コー)もあるので、外国人にとってはいじめに近いです。

メコン川。

こんなボートで島に渡ります。

ホテルにチェックイン

例のごとくホテルはagodaで事前に予約をしておきましたが、結果から言うと予約はしなくていいです、というかしない方がいいです。agodaで一泊30USDで予約(現地払い)しましたが、当日宿の表には18USDと表示されていました(泣)。受付小屋のホワイトボードに私の名前と「$30」という金額がしっかり書かれており、チェックインの際も「$18」と書かれたボードをじっと眺める私を、受け付けのおばちゃんは完全スルーするのでした。シーズンにより料金は異なるのだと思いますが、当日飛込でも十分宿は確保できると思います。ホテルを決める際、夕陽が見たいとか朝陽が見たいというのであれば、部屋の向き(方角)はしっかり確認しましょう。陽が沈んだり昇ったりする方角は、当然ですが季節により若干異なります。


パンズ・レジデンス adoda提供

とりあえずビアラオ。

レンタサイクルで徘徊

ここに来た目的は「1日何もせずにビールを飲むこと」だったはずなのですが、ホテルにレンタサイクル屋が併設されてあり、まんまとそれに乗っかってしまいました。2台借りればよいものを、ケチって1台で2人乗りにしたものだからこぐ方(私)は当然大変です。が、それほど坂道があるわけではないのでまあ何とかなります。(ツレを後ろに乗せて2人乗りをしてたら、西洋人に笑われました。)フランス統治時代の橋や古ぼけた蒸気機関車を見物しつつ、島の西側へ向かいます。ここは入場料が必要ですが公園として綺麗に整備されていて、メコン川の滝(それほど落差はない)が見られたり、川なのにビーチがあったりして楽しめます。またハンモックやクッション(砂だらけですが)があって、ゆったりするには良い場所です。ハンモックは競争率が高く、空くまでしばらく待ってから寝そべってみました。よく考えるとハンモックに揺られたのは初めてかもしれませんが、非常に気持ちのいいものです。気持ち良すぎてしばらく寝入ってしまいました。

フランスが放置していった蒸気機関車。

川だけどビーチ。

滝もあります。

整備された公園になっています。

ハンモックでお休み。

その後、ドン・デットの方へ行って見ましたが、ホテルや商店が並んでいるあたりは島の向こう側でかなり距離があるようなので、さすがに漕ぎ手(私)がへこたれてしまい断念して部屋へ帰りました。

フレンチブリッジ。昔はこの橋に列車が走っていたそう。

何もない田舎道。

夕食

ドン・コーン側にはあまり商店やレストランは多くありません。なのでホテルやゲストハウスに併設の食堂を使うことになります。私たちがたまたま入ったのも、おそらくゲストハウスに併設されているレストランだったと思いますが、Trip AdvisorやGoogle Mapを見てもどの店だったかはっきり思い出せません。その時は魚が食べたいと思っていました。以前ルアンパバーン(ラオス)で食べた鯉のような魚を串刺しにして焼いたのを食べておいしかったからですが、そのレストランの主に伝えると「メニュにはあるが、ここの魚ではないので私はこちらをお勧めする」と言いますので、そのメニュをいただくことにします。残念ながら写真も1枚しかないのですが、おそらく鯰のような魚をココナッツミルクで煮込んだような大変おいしい料理でした。店の名前や場所が思い出せないのが悔やまれます。

おいしかったが店の名前が思い出せない。ゲストハウスも併設しているようで、旅人が置いていった各国の本が置かれていた。たまたまあった「地球の歩き方」は私が持っていたのより新しい版だったので、こっそり交換しようかと思ったが、やめておいた。

シーパンドンの夜は早いです。ドン・デットの方は西洋人観光客がどんちゃんやってるかもしれませんが、こちらはいたって静か。しかも何もすることがないので、部屋の前のテラスにあるハンモックに揺られたり、ビールを飲んだりしてまったりします。

 

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