7日目
カメラが戻ってきた
ホテルで朝食を摂ったのち、昨日の旅行社へ歩いていきます。ホテルにピックアップに来てくれるといわれたのだけれど、やはり来るか来ないかわからないピックアップをロビーで待つのは面倒だったのです。旅行社に指定の時間に行くと、店のカウンターに私のカメラがぽつんと置いてあります。感激です。カメラ本体も大切ですが、SDカードの中の思い出がより大切です。店主に礼を言って乗るべきバスが来るのを待ちました(結局なかなか来ないのですが)。
ワット・プーで昨日のトゥクトゥクドライバーと再会
バスはワット・プーへと向かうボート乗り場に着き、私たちとあと2人だけを降ろしてシーパンドンへ走ってゆきました。おそらく帰りは同じバスに乗ることになるんだと思います。ボートで向こう岸にわたってびっくり。昨日の夕方に乗せてくれたトゥクトゥクドライバーがいたのです。家がここにあるそうで、仕事のためにトゥクトゥクを駆ってパークセに客探しに行くのでしょう。ここまでトゥクトゥクで来れるなら、交渉次第ではこことカトゥ村両方行ってもらえたかもしれません。
この川を渡るボートですが、以前は必ずこれに乗船しないとワット・プーへは行けなかったそうですが、現在は上流に橋が架かっておりボートは必ずしも必須ではありません。パークセの街でトゥクトゥクや車をチャーターして向かう場合はおそらくこのルートではなく、橋を渡ってワット・プーへ直行することになるでしょう。私たちのバスは昨日滞在したシーパンドンまで行くため、先に橋を渡ってしまうことができないためこのルートになっているのだと思います。私たちはボートでメコン川を渡った後、トゥクトゥクでワット・プーまで送ってもらい、帰りのピックアップの時間を確認して見学に繰り出します。ボートとトゥクトゥクの代金は往復のバスチケットに含まれていますが、ワット・プーの入場料は別途自分で支払います。
プラサート・ワット・プー
ワット・プーは5~13世紀にかけてクメール人が建立したヒンドゥー寺院で、現在は上座部仏教の寺院として改修、使用されているものだそうです。当初は宮殿(プラサート)として建築された後、寺院(ワット)に改修されたことから、「プラサート・ワット」という名称になっているとのこと。言葉の感じはタイ語と同じですね。2001年に「チャンパサック県の文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺産群」として世界遺産登録されています。バンコクの「ワット・ポー」とは関係がありません。ちなみにラオスの世界遺産は、これの他に「ルアン・パバンの町」が登録されています。
ワット・プーは世界遺産に登録されているにも関わらず、やはり観光客はほとんどいません。でもチケットブースや西洋式トイレ、博物館などの施設はきちんと整備されており、(少なくとも先日のサンボプレイクックよりは)安心して見学できます。
パークセへ戻る
ワット・プー見学を終え、ピックアップに来てくれたトゥクトゥクに再び乗り込みます。トゥクトゥクは比較的時間に正確に来てくれました。しかし、往路の船着き場とは違う場所のレストラン前で降ろされ、ここでしばらく待てとの指示。仕方ないので席について待ちますが、一向にボートに乗る気配はなくやや不安になります。レストランスタッフもボートのことには無頓着なようでいつ出発するかもさっぱりわからず、腹も減ってきたのでとりあえずヌードルを注文しました。ここで「さあ出発」と言われたらヌードルはあきらめるしかありませんが、食べ終わるまで声はかかりませんでした。シーパンドンからのバスの運行状況を見ながらボートの出発時間を見計らっていると思われるのですが、こういうバスは安くてよい反面時間を無駄に取られてしまう場面が各所にあるため、1~2時間程度の場所であれば車かトゥクトゥクをチャーターしてしまった方がよいかもしれません。
パークセに戻ったのは昨日と同じ夕方の時刻。同じスケジュールのバスに乗っているのだから、まあ当然といえば当然です。遺跡は午前中に見終わっているのだから、車をチャーターしておけば行きたかった織物の集落に行けたのにと思うと残念です。昨日バスにカメラを置き忘れてしまったことからこうなったので、仕方ないのですが。
これ以上この街ですることもなく、ホテルの近所の市場をウロウロしたり、カフェでコーヒー(ラオス産)を飲んだりしてのんびり過ごしました。
夕食はカフェの店員がおすすめしてくれた鍋(Laosian BBQ)にしました。現地の人に大変人気のお店のようです。カンボジアでも同じようなものを食べたように思いますが、気にしなことにします。
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