5.ニンビンからバスでハノイに引き返し統一鉄道の通過を間近で見る(4日目)

2018年12月|世界遺産チャンアンとハノイ郊外ドゥオンラム村
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4日目(ニンビン→ハノイ)曇り 10℃程度

寒すぎてハノイに早めに戻る決断をする

朝起きて、タバコを吸いに外に出ると小雨。天候がよければ残りのタムコックへ行こうかとも思っていましたが、この時点で気持ちが萎えました。事前に予約したベトナム統一鉄道の発車予定は午後5時前なのでどうするか少し悩みましたが、天候の具合からハノイに早めに帰ることにしました。事前の予約は安心感があるけど、こういったスケジュール変更に対応できないのが難点です。ニンビン駅へ行けば、ある程度の手数料で空きがある限り変更に応じてくれるのはわかっていましたが、面倒だしスケジュール優先でバスでハノイへ戻ることにしました。
取り合えずホテルをチェックアウトして、ニンビンのバスターミナルまで15分程度歩きます。

ニンビンのバスターミナル。

バスターミナルでハノイ行きのバスを探す

バスターミナルといえばもっと乗客でごった返しているのかと思えば、時間のせいかガラガラで、お約束のようにおっちゃんが「どこに行くのか?」的なことを聞いてくるのみ。とりあえずそれは無視して建物の中のカウンターで「ハノイに行きたい」旨を伝えると、窓口のお姉さんが「ちょっとその脇で待っとけ」的な対応。とりあえずトイレでも探すかと思った時に、再びおっちゃんが登場して、早くついてこい的なことを言うのです。カウンター嬢とも何やら書類を取り交わしていたのでまあ大丈夫かと思いついてゆくと、おやじは突然駆け出し、発車しようとしたバスを止めて、私たちをそのバスに押し込みました。

ベトナムの長距離バスのシステムはよくわからないが、周囲の人の言うようにやればうまくいく(ことが多い)。

一旦走り出したバスはすぐにガソリンスタンドで停車し、給油する様子だったのでとりあえずトイレに行っておくべとバスを降りて案内されたトイレに行ってびっくり。

ニンビンのガソリンスタンドの男子用トイレ。
写真ではよくわからないが、ガラス張りの向こうに壁画が描かれてあってそれに向かって用をたす。
あとでツレに聞くと女性用もまるで同じスタイルだったそうな。女性がどうやって用をたすかはあえて聞かない。

途中数か所で客を拾いはしたものの、それほど時間はかからず、1時間半程度でハノイのザップ・バット(Giáp Bát)バスターミナルに到着しました。ザップ・バットバスターミナルはハノイの南のはずれにあり、中心街まで結構な距離があります。今日のホテルはハノイ駅近辺なので、公共バスで移動することにし、ハノイバスの検索アプリ(ハノイで公共バスを駆使して移動する人には必須のアプリです。)を立ち上げますが、目的の番号のバスが見当たりません。ちょっと萎えてしまって結局タクシーに頼ってしまいました。(ザップ・バットバスターミナル→ハノイ駅 80,000VND=約400円)

ホテルチェックイン&昼食(Ashima)

ハノイ最終日の宿はいつも「Hotel 1-2-3」です。なぜかというと、空港バスが出発するハノイ駅にちかいことと、日本への帰国便は大体深夜に出発するのでそのためのレイトチェックアウトを事前にウェブページで予約できるから。agoda等で検索しても、なかなか事前にレイトチェックアウトを予約できるところはないのです。日本企業の経営だけあって、日本語での予約がウェブ上で可能でだし、しかもホテルのウェブから直接予約すると室内のミニバー利用が無料!チェックイン直後にビールが飲みたいときに重宝します。あとで自分で同じ銘柄を買ってきて補充するなんて面倒な手間から解放されます。まあどうでもよい情報ですが。


ホテル1-2-3ハノイ agoda提供

ホテルにチェックインしたらまずは昼飯です。ツレが「キノコ鍋」のおいしい店があるらしいという情報をゲットしていました。ハノイで人気のキノコ鍋屋さんの名前は「Ashima(アシマ)」。ハノイ市内にいくつか店舗があるようです。そのうちの1つがホテルから徒歩圏内にあるので行って見ることにします。

Ashima Điện Biên Phủ · 21 Điện Biên Phủ, Điện Biên, Ba Đình, Hà Nội, ベトナム
★★★★☆ · 和食店

店に到着したのが午後2:00少し前だったので、店内はほぼ食事を終えた感じのテーブルが多かったです。私たちの後に入ってきたお客さんは断られていたので、昼の営業は2時までなのかもしれません。メニュを見た感じから、お店は日系の経営のようだと思われます。(日本のファミレスのメニュのようなデザイン構成でした。)

烏骨鶏スープのキノコ鍋セット。ビール2本と共で1,380,000VND(約7,000円)。寒い日だったからおいしかったけど、高い!!

突然の鉄道萌え

そんなこんなで食事を終え、旧市街へ向かってぶらぶら歩いていると、鉄道の線路の両脇にお店が並んでいる一角に出ました。お店には線路を歩いてエントリーするという考えられない設計です。周辺にはカフェっぽい店があるのですが、やたらと西洋人観光客がたむろしているのが不思議です。

Google マップ
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何やら皆さん手持無沙汰でたむろっています。

なぜか観光客がいっぱい。

一応現役の線路です。

最初は線路わきのショップが珍しいからだろうと思って私たちも線路上を歩いていたのですが、途中で周囲のギャラリーたちがざわざわしてきました。「もうすぐだよ」とかいう日本語も聞こえてきます。なるほど、もうすぐここを列車が通過するのだ、と理解した私たちはしばらく待つことに。そうこうしているうちに、係員が手動で踏切を閉ざし始めます。

いわゆる遮断器ですが、係員が手動で交差する道路をふさぎます。

線路をふさぐこの赤い標識をくるりと90度回して列車を通過させるようです。もちろん手動です。

そのうち係員が線路上を駆けてきて、付近のギャラリーを線路わきによけさせます。

たまたま通りかかったにしては、鉄分の高いいいものを見ることができました(^^♪

列車を間近で感じたい人は、ハノイ駅から北へ向かう列車の発車時刻を調べておくこと。

お土産調達&旧市街散策(路上居酒屋)

明日の深夜便で帰国なので、とりあえず今日できることを済ませておくことにします。それは「お土産の購入」。ツレは会社を2日休んだので、何かバラマキ土産を買わないといけないといいます。私はそんなことなにも気にしないのですが。。。そういうときはスーパーマーケットに限ります。現地の市場で買ったものとかを会社で配ると、特にアジア食品のお土産の場合気持ち悪がって食べてくれない人もいるので、パッケージとか消費期限とか(生産国とか)は重要だそうです。そんなときは「インティメクス」がよいでしょう。こ綺麗にパッケージされたお土産用の品物が見つかります。

Google マップ
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私は自分用にひまわりの種の大きなパックを買います。ベトナム人はこれが大好きなようで、夜に路上居酒屋の周辺に行くと、ひまわりの種の殻が路上に散乱している風景を見ることができます。ちなみに中国人もひまわりの種好きなようです。

ハイランズコーヒー

お土産ゲットのミッションをコンプリートした私たちは、付近の観光名所の「ホアンキエム湖」を散策します。が、、、寒い!!。当日のハノイの気温は10℃以下でした。東南アジアだから大丈夫とは思わないでください。12月から1月のハノイはダウンジャケットが必須です。とはいえ突然20℃程度になることもあるので、携帯が容易なユニクロのダウンジャケットをもっていくのがよいでしょう。私はマムートのウィンドゥブレーカの上にユニクロダウンといういでたちで寒さをしのぎました。こういうときは街中でのトイレ事情は重要です。ハノイでは街中の公衆トイレはほぼなくて、主に喫茶店(カフェというのでしょうか)にコーヒーなど飲みに入ってついでにトイレを借りることになります。コーヒーを飲んだらさらにトイレに行きたくなる人は要注意です。幸い「ハイランズコーヒー」というカフェチェーン(スタバ的なお店 ちなみにベトナムでスタバは見たことがない)が各所にあるので、そこを利用するのがよいでしょう。ただしハイランズコーヒーの値段は決して安くないです。(カプチーノ中カップ350円くらい)

お土産入手のミッションをコンプリートした後は、夕食です。高級店はどうやら性に合わないと理解した私たちは、手頃な居酒屋的お店を探します。ホアンキエム湖北側のある通りが何やらヤバいことになっているとの情報を得た私たちはその通りをとりあえず目指してみます。目指すのは「ターヒエん通り(Tạ Hiện, St. )」。

Old Quarter Ta Hien Corner · P. Tạ Hiện P. Lương Ngọc Quyến, Hàng Buồm, Hoàn Kiếm, Hà Nội, ベトナム
★★★★☆ · 観光名所

ターヒエン通り

ターヒエン通り

この通りは文字通り青空路上居酒屋なので、当然道路としての機能もあるわけで、この混雑の中をバイクがクラクションを鳴らしながら駆け抜けて行きます。あと、お店の客引きは結構激しいです。そういうのを楽しめる方はぜひ行ってビールの一杯でも飲んでみてください。値段はまあそれなりです。(客引きが「めっさうまい・・・そよ!!」と日本語(大阪弁)で勧誘をしてきたように聞こえて思わず思わず立ち止まったら、朝鮮語(韓国語)のようでした。韓国人旅行者が多いようです。)

路上居酒屋は旧市街の「ターヒエン通り」にあります。

夕食はやはりビアホイ

私たちはメニュをみてビールがそれほど安くないことだけを確認し、ホテルの方へ歩き出したのでした。私たちの目的はただ一つ「安いビールをたらふく飲む」ことです。「安いビール」といえばハノイではやはり「ビアホイ」です。1杯50円。飲み終わる前に次のグラスが提供されるとか、「もう1杯のむやろ?」と聞かれるとか、わんこビール状態になる店のことを言うようです。Googleマップでホテルまでの道筋にあるビアホイを探しながら歩くことにします。

たどり着いたのは「ビアホイハノイ」。ビアホイハノイとはビアホイのメジャーな銘柄で「ビアホイハノイ」を名乗る店はたくさんあるようですが、特に系列店でもないようです。結構寒い日だったのですが、店は道路に面してフルオープンの真夏仕様。風よけのビニールテントを設置するような考えはベトナム人には毛頭ないようです。そんな中でも地元のおっさんたちはダウンジャケットを着こんで冷たいビアホイを飲んでいます。地元民の他にも西洋人観光客らしき人たちもちらほら。そんな中に混じって歩道に堂々とせり出したテーブルに私たちも着席します。最初にオーダーするのは当然「ビアホイ」。ビアホイは注文すればすぐに提供されますので、それを飲みながら食事(酒のあて)メニュを物色します。メニュには大抵英語が併記されていますので、ベトナム語がわからなくても何とかなります。単語がわからなければスマホでGoogle先生に聞いてください。

この日オーダーしたのはeel(単純に翻訳するとウナギ)のスパイシーソースのようなメニュ名だったと思います。お味はたいそうおいしかったとおぼろげながら記憶しています。

ビアホイでのメインディッシュ(ウナギのようなもの)

ただこの日は非常に寒かったこともあり、ビール(ビアホイ)がすすまず、お勘定は210,000VND(約1,050円)でした。それでもほどほどに酔い、ホテルまではGoogle Mapの助けを借りながら歩いて帰ったのでした。

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