ミャンマーでの観光を終えて、この日は朝からバンコクへ移動します。バンコクへの移動はLCCの雄であるエアアジアで。エアアジアの唯一の欠点は離発着空港がドンムアン空港であること。帰国のためのスワンナプーム空港へ移動する最中にMBKで買い物&昼食をします。
9日目 ヤンゴンからバンコクへ その後帰国
ヤンゴンからバンコクへの航空便は、値段のこともありエアアジアを予約しました。エアアジアなどのLCCに偏見は全くないのですが、やはりスケジュールの遅れは気になります。なので一番スケジュールの狂いが出にくい朝一番の便を予約しました。ヤンゴン空港発は朝8時。ホテルから空港まではタクシーで1時間弱かかることから、出発の2時間前に空港に到着するためには5時にホテルを出ないといけませんが、いろいろしているうちにチェックアウトが5時半になってしまいました。まあ何とかなるだろうとタクシーに乗り込みます。
朝食は抜きで空港へ
空港への足として、到着時に使用した公共バスがあります。早朝は4時から運行しており、10分間隔で走る優れもので、このバスが近くに止まるからとこのホテルを予約したようなものだったのですが、前に書いた通り予定のルートと異なるところを(おそらく)走り、ホテルの入り口周辺にもバス停は見当たらなかったので、素直にタクシーで空港へ向かいます。値段はいつもの交渉制。10,000MMKと言ってくるドライバーに一応ディスカウントを持ちかけて見るものの、決まった額だからと応じてくれません。基本言い値で乗ることにしているので、法外な額でなければOK。残金も十分あるので贅沢してもよいでしょう。
早朝のタクシーは順調に走行し、40分強で空港に到着。これでミャンマーとはお別れです。エアアジアのチェックインは出発間際の時間単は非常に混雑するようですが、5分も待たずにチェックイン完了。残った時間で朝食にします。
お土産は空港でOK
残ったミャンマーチャットでお土産になりそうなものを探します。空港のお土産物店は大したことがないのが普通ですが、ここのショップは結構いろいろなものが充実しています。店の名前は「ARTISAN」。免税店の一角でも同じ店がお土産物を販売していますが、その奥にある店舗の方が品種が充実しています。ここで残りのミャンマーチャットを使い切って、バンコク行きのエアアジアに搭乗です。
エアアジアでドンムアン空港へ
バンコク行きのエアアジア便は6割くらいの搭乗率で比較的すいていました。別料金(200円くらい)で席の予約をしましたが、必要なかったようです。荷物預けが必要な場合の運賃パックにはミール(ベジミール)がついています。ほかのものが欲しい場合は別料金となるようなので、お仕着せのベジのフライドライスをいただきます。あっさりした炊き込みご飯風でまあ食べられました。
滞りなくバンコク ドンムアン空港に到着。普段使い慣れているスワンナプーム空港に比べると随分貧相な感じですが、現在はほぼLCC専用空港として再活躍しているようです。ここで再度タイランドの入国審査を受けます。基本スワンナプーム空港へ乗換だけなので、入国書類の滞在日数の瀾には「Transit」と記載しました。「0(ゼロ) day」と書くべきだったのかもしれませんが、いつもそうしているので。
ツレが入国拒否にあいかける
で、ツレとは別々のレーンで入国審査を待っていたら、私の方が早く順番が回ってきたので、荷物引取のテーブルに先に行く旨目配せして先にターンテーブルへ。荷物が出てくるまでにやや時間がかかりましたが、荷物をピックアップしてもツレは現れず。しばらく待ちましたが、先に外に出てしまったと判断して私は2人分のスーツケースを引きずって外に出てもツレはいません。どうしたのかと思いましたが、携帯電話はミャンマーのSIMなのでここでは通話できず、空港のフリーwifiだけ繋いでしばらく待っていると、ツレからLINE電話が入りました。なんと、入国審査で書類にTransitと書いているのに出国の航空券を持っていないのはおかしい、という理由で止められているとのこと。
そういえば、30日間のビザフリーの制度を悪用して、1ヶ月ごとにタイランドを一旦出国してすぐに戻ってくる「ビザラン(VISA RUN)」なることをやっている日本人が問題になっている最中で、ビザフリーの人は帰りの航空券をチェックされると聞いていましたが、今までそんなことはチェックされたことがなかったので、うかつにも帰国の航空券(eチケットですが)は2人分とも私が持っていたのです。(コピーはツレに渡していましたが、それはおそらくスーツケースの中でスーツケースは私が持って出てしまっている。)
だったら写真を送れとのことなので携帯でeチケットの写真を撮ってLINEや電子メールで送信しようとするも、容量が大きすぎるのか全く送信できず。再度ツレからの電話でインスタグラムに上げろとの指示があったので、最後の手段としてやってみたらインスタは正常に送信でき、ツレは晴れてビザランの疑いから逃れて無事に出てきたのでした。これからは電話が通じない状況では、あまり離れ離れにならないように気を付けます。
ドンムアン空港からの足
ドンムアン空港に到着したのは良いとして、市内に出るにはバスに乗るのが一番手軽でよいと思われます。しかし大きな荷物を持って市内をうろつくのはしんどいので、どこかに荷物を預けたいところ。しかしバンコクには「コインロッカー」のようなものはあまり存在しません。ただ荷物預かり所が市内数か所にあるのでそれを利用するのがよいと思われます。
荷物預かり所は今日出国便が出るスワンナプーム空港にもあり、加えてドンムアン空港からスワンナプーム空港へは(スワンナプーム空港発の航空券を持っていれば)無料のバスに乗ることができます。とりあえず無料バスでスワンナプーム空港まで行き、荷物を預けてそれから市内に買い物に出るという方式にしようと思いました。
無料バスの乗り方は、到着階ロビーの「ACT Shuttle Bus」のロゴのあるカウンターでパスポートとスワンナプーム空港発の航空券を見せ、手にスタンプを押してもらうだけ。後は停留所で無料バスを待っていればOKです。基本的に30分に1本運行しているようです。
空港を出たところにバス停留所があり、ちょうどバスが入線してきたところだったので行き先を確認せずに乗ってしまいました。実は空港シャトルバスは白い車体なのですが、慌てて乗ったバスは青色。間違って普通の路線バス(A2)に乗ってしまったようです。手持ちのタイバーツはそこそこあるし、まあいいかと開き直って、一番近くのBTS(高架鉄道)の駅で降りました。荷物はスワンナプーム空港で預けることはできなくなったので、MBK(マーブンクロンセンター)の同じ荷物預かり所に預けることにします。ドンムアン空港からスワンナプーム空港まで下手をすると2時間くらいかかることもあるらしく、またMBKの荷物預かり所は4時間?まで無料ということだったので、結果的にはバスを間違えて良かったのかもしれません。
バンコクで立ち寄ったのはMBKのみ
バンコクで立ち寄ったのは、荷物預かり所がある「MBK センター (マーブンクロンセンター)」だけです。目的はお土産物を調達するためにスーパーマーケットに寄ることと、ジャンクのスマホを購入すること、それと昼食を食べることです。荷物預けも含めてそれがすべてできるのがMBK(マーブンクロンセンター)。とりあえず6階の荷物預かり所へ行ってスーツケースを預かってもらい、その足で昼食を食べることに。6階の荷物預かり所付近はフードコートになっているのでそこで済ませるのもよいのですが、ほかに行くところもないしゆっくり食事できそうなところを探して、HUA SENG HONG(和成豊)に入りました。ここはタイ式の中華料理の店でランチの時間帯であれば2人用のお得なセットメニュが食べられます。私たちがオーダーしたのはトムヤムクンのセットと、チャーシューライス。大変おいしかったです。
食事のあと、ジャンク携帯ショップでiPhone7の「新品」というやつを3万円強で買ったり(帰国してからセットアップしたらマイクロフォンの一部に不具合が見つかった(泣))、お土産用の買い物をスーパーでしたり、ツレが変なバッグを買ったりして過ごします。旅行最終日などで特にバンコクでしたいことがないならば、ここに来れば1日楽しく過ごせます。
あとは深夜便で帰国するのみ
MBKで先進国の充実したショッピングをしたのちは、スーツケースをピックアップして(本当に無料だった)ARLに乗ってスワンナプーム空港へ向かいます。ちょっと早いけど、チェックインが混みだす前に出国してしまおうという算段です。余った時間はサクララウンジでちょっとお酒など無料でいただこうということです。
最近タイランドでは屋内での禁煙が厳しくなり、建物内にあった喫煙所はすべてクローズになっています。もちろん空港も例外ではありません。出国してしまったのちはタバコを吸える場所はどこにもないので注意が必要です。スワンナプーム空港でタバコを吸えるのは、出発フロアの扉を扉を入る前の屋外に3ヶ所ありました。出国後の制限エリアでは一切喫煙できないので要注意。サクララウンジも以前あった広大な喫煙席を廃止して立ち席の喫煙スペースに改装したばかりなのに、そのスペースもクローズになっていました。ちなみにタイランドでは電子タバコは使用はもちろん国内への持ち込みも禁止です。
年号が平成に変ったころに会社に入社して、それが終わる時に長期の休みになったことで出かけたミャンマー旅行でした。帰国したら「令和」になっているはずでもっと感慨深いものがあるかと思っていましたが、何にもありませんでした。深夜便で帰って午後から出社するといういつもの旅行と同じです。考えてみれば「年号」は記号でしかなく、平成が終わるというのもノスタルジーでしかないのです。来年は12連休ぐらい奮発してほしいものです、、、というかもっと休ませろ会社!
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